日本古典の代表的な紀行作品「奥の細道」。
この作品をえんぴつでなぞっているうちに松尾芭蕉や曾良と一緒に旅をしているような気分を味わえて、いつの間にか字も上達しているという本が「えんぴつで奥の細道」です。
ふくッチャの物知りメモ
「奥の細道」と言えば中学校の国語の授業で習ったのを覚えてる?
松尾芭蕉と弟子の河合曾良が元禄時代に著わした日本古典の代表的な紀行作品だよね。
1689年(元禄2年)に江戸を出発して東北、北陸を巡って1691年に江戸に帰るまでの67日間、2400キロの旅の記録だよ。その時、芭蕉は46歳、曾良は41歳だったんだよ。
この旅の記録が薄い文字で印刷されていて、えんぴつでなぞっているうちに自然に字の練習ができてしまうというのが「えんぴつで奥の細道」って言う本だよ。
全編が50章、一日の分量は1~3ページの構成になっている。
芭蕉や曾良と一緒に旅をしているような気分にひたりながら、無心にえんぴつで字をなぞっているうちに気分もリフレッシュ!いつの間にか字も上手になっている!・・・そんな本だよ。
字の練習ができる本
「奥の細道」のほかにも、楽しみながら字の練習ができてしまう本があります。
ここでご紹介の本は、アマゾンで購入することができます。
●えんぴつで枕草子 簡易版 |
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平安文学を代表する女流作家・清少納言の「枕草子」は、なぞり書きをしながら風雅な和の世界を堪能することができます。 |
●えんぴつで徒然草 簡易版 |
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「つれづれなるまゝに、日ぐらし硯に向かひて・・・」で知られる「徒然草」は、吉田兼好が書いたとされる随筆。無常観の中に、時代や人、自然への慈しみが感じられます。 |
●えんぴつで万葉集 簡易版 |
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日本に現存する最古の和歌集と言われる「万葉集」は、なぞり書きをすることにより、文字の練習と共に古典や歌の勉強にもなります。音読をしながら書くのもおすすめです。 |